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2025.7.23

【ICT通信Vol.8】手軽にできる!はじめての在宅勤務のすすめ

お客様各位、
いつも弊社をご利用いただきありがとうございます。

今回のテーマは【手軽に在宅勤務を導入してみよう!】です

1.使ってみよう「Chromeリモートデスクトップ」

先日、「在宅勤務をしたい職員がいるんだけど無理かな?」
というご相談がありました。

そんなときに私たちがご提案しているのがChromeリモートデスクトップの活用です。

このツールを使うことで、
いま会社で使っているPCをそのまま自宅や外出先から遠隔操作できます。
なので、インストール型のソフトウェアでも、社外からクラウドのように使えるというわけです。



2.Chromeリモートデスクトップとは?


Googleが無料で提供するリモートアクセスツールで、
自宅や出先のPCから、会社にあるPCを遠隔操作できます。

ポイントは、社内のデータは一切外に出さず、あくまで“遠隔操作”だけを行うという点。
つまり「データは社内」「使い勝手はクラウド」――両方の良さを活かせます。

どんな場面で使える?


  ・会計ソフトや管理システムなどの社内専用ツールを、自宅からも操作したい
  ・外出先で書類の確認・修正をしたい
  ・フルリモートは無理でも「週1の在宅勤務」を試したい

使うための準備は?

   

  1.接続する端末のGoogleアカウント設定
  2.Chromeリモートデスクトップをインストール、設定

実際の使い方




以下は実際Chromeリモートデスクトップを起動した画面です。
[リモートのデバイス]には、自分のノートパソコンから他の端末を見に行くという設定をしています。

設定上、相互に遠隔で操作するという設定ではなく、
1つの端末から1つの端末を操作する というような一方通行の設定となります。



PCを選択すると次のような画面が出てくるので、
あらかじめ決めておいたPINを入力すると接続完了です。

3. Chromeリモートデスクトップは“働き方改革”にも有効

よく聞く「働き方改革」という言葉ですが、
働き方改革は「働く時間を減らす」ことではなく、「働く時間と場所を自由に選べる」ことです。

リモートデスクトップは、効率よく働ける仕組みの「入り口」として、
非常に優れたツールです。

💡実際の導入事例



・子育て中の職員が週2回、在宅で会計ソフトを使用
・自宅から、工場のシステム管理ソフトを確認

4.Chromeリモートデスクトップを使う上での注意

Chromeリモートデスクトップを安全に使ううえで、いくつか注意も必要です。

接続先PCの「ロック」設定を有効にする



リモートデスクトップの利用には、端末の電源が入っていないと接続できませんが、
リモート接続を終了した後でも、会社PCが操作可能なままでは危険です。
Windowsの「離席時に自動ロック」や「画面ロックのショートカット(Windows + L)」
を必ず設定しましょう。



Googleアカウントに二段階認証を設定



接続元・接続先どちらもGoogleアカウントにログインする必要があります。
二段階認証を有効にしておくことで、
スマートフォンなどでの本人確認が追加されるため、不正アクセスを防げます。



OSやソフトウェアの更新、アップデートを欠かさない



端末自体の安全性が確保されていなければ、
脆弱性の穴ができてしまい攻撃の対象にされやすいです。
OSやソフトウェアの更新は、案内があるたびに定期的に行いましょう。


VPN接続を利用する



VPN(バーチャルプライベートネットワーク)は、インターネット上に安全な専用線をつくり、
外部から社内ネットワークに安全に接続する仕組みです。
権限のないユーザーからのアクセスは拒否できるようになります。

VPN対応のルーターが必要になりますが、非常に効果的な手段です。



セキュリティソフトの導入



VPN接続を活用する際も、端末そのものの防御力を高めるには、
信頼できるセキュリティソフトの導入が必須です。

5.安全で快適なリモートワークを始めてみよう

「働き方改革」や「在宅勤務」は大企業だけのものではありません。

中小企業や士業事務所こそ、
“今ある環境を活かしながら、少しずつ便利さと効率化を進めていく”という方法なら、
始めやすいのではないでしょうか。

Chromeリモートデスクトップは、その第一歩として有効な手段です。

「まずは1台だけ試してみたい」という方は、お気軽にご相談ください。
働き方の可能性を広げてみましょう!

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